北海道の冬でも気軽にキャンプ気分
日中暖かい日には雪も溶け、まだ根雪にはなっていませんが、12月に入って北海道の冬もいよいよ本格的になってきました。
そんな年の瀬も近く週末に、定山渓自然の村に行ってきました。
今回は自前のテントではなく、初めてキャンプ場の常設テントハウスなる施設を利用してきました。
自分のテントをいろいろレイアウトするという楽しみ方はできませんが、厳しい寒さの中でも気軽にアウトドア気分を体験できる小さい子連れには嬉しい施設でした。
簡単に施設紹介
今回伺った定山渓自然の村は、札幌中心部から30キロ足らずの有名温泉街の近くに施位置しています。www.sj-naturevillage.jp
かなり有名なキャンプ場(かつ冬季営業している)ということで、テントハウスは予約が取りにくいのですが、奥さんがこまめにチェックしてくれたので今回利用が叶いました。
キャンプ場周辺には大きなスーパーは無いようなので、買い出しは札幌中心部で済ませておいた方が無難ですね。
定山渓温泉街にコンビニがあるので、そこが最後の買い出しスポットなのかなと思います。
管理棟にはかなり豊富な貸出アイテムが揃っていますので、道具が不足の場合は便利です。薪ストーブとか一度レンタルで使ってみたいなぁと思いましたね。
管理棟からキャンプサイト(テントサイトもテントハウスサイトも)へは車の乗り入れができないので、夏場はリヤカー、冬場はソリで荷物を運びます。
テントを運ばないと荷物少ないですね。
ソリ返却時は、小さい子供を乗せて電車ごっこするのが恒例みたいです。
テントハウスの様子はこちらです。
一見ちゃんとした建物っぽいですが、木製フレームに布?が張ってあり、モンゴルのゲルを彷彿とさせるテントです。
テントハウスの中には常設の灯油ストーブがあり、バッチリ暖をとることができます。
外は真っ白な雪景色ですが、中はぬくぬくの極楽状態です。
ただ、テントハウス内での調理は火災防止・結露防止の観点で禁止されているので、ご飯を食べる(調理する)時には外に出なくてはなりません。
周りの皆さんは平然とバーベキューを楽しんでおられましたが、我が家はまだまだレベルが足りておらず、ご飯をのんびり楽しむのはなかなか難儀でした。
(今回の夕飯は秋シャケのチーズ焼き作りましたが、寒くて大急ぎの食事になってしまいました。)
思い切り雪遊び
暖房バッチリの基地があると思うと、雪遊びに熱が入りますね。
スキーやスノーボードのような本格的なウィンタースポーツは未体験の子供達ですが、降り積もった雪の上で鬼ごっこ、雪玉を投げる、折れた氷柱を探す、ソリで滑る、雪だるまを作る・・。
何をしても愉快だったようです。
鼻っ柱が赤くなるまで雪遊びを楽しみました。
東京育ちになりかけてましたが、彼らも一応道産子ということですね。
ホームセンターで売ってる子供用スキーを買ってあげたいなぁと思う今日この頃ですが、どうせ買うなら本物の方が良いのでしょうか・・。
今回新登場アイテム(コット)
前回まあぶキャンプ場では、電気敷き毛布を外れた所の床冷えがひどかったので、今後の冬キャンプの快適性を向上させるべく、コットを購入し寝心地を確かめてきました。
(まあぶオートキャンプ場での雪中キャンプの様子は以下です。よろしければご覧ください)
購入したのは、入門者にも敷居の低い安定の低価格、DODのコットです。
高級品と比べるとソレナリ感はあるのだろうと思うのですが、使用者が多くレビューが沢山あるという安心感はあります。
組み立ては非常に簡単で、足の部分を差し込むのに力が要るとレビューがありましたが、個人的な感想ではほとんど力不要な印象でした。
とりあえず体重80kgの私が寝っ転がっても壊れることなく、布地が床につくこともなく、一安心でした。
肝心の寝心地ですが、「草原サイトにウレタンマットを敷いて寝る以下」、「ゴツゴツ河原サイトにウレタンマットを敷いて寝る以上」という印象でした。
若干トランポリンみたいにビヨンビヨンする感じがして、少し気になりましたね。
あと、コット上に夏用シュラフやラグをを敷いて、床からの冷気を遮断しようと思ったのですが、寝ている間に敷物がずれてなんとも背中の収まりが悪かったです。(今後の課題でしょうね。)
ただ、どんなサイトに行っても一定の寝心地が約束されるという意味ではなかなかのアイテムのように感じました。
新しいアイテムを買うと、とりあえず子供達に占領されてしまいがちです・・。
就寝時はちゃんと譲って?もらいました。
おやすみなさい。
冬キャンプの朝
朝になるとテントの庇に氷柱がびっしりついていました。早朝は氷点下10℃近く気温が下がったと思うのですが、テントハウス内はストーブのおかげでぬくぬくで、良く眠れました。
お客さんはかなり沢山いらっしゃったのですが、冬の朝は本当に静かです。
雪の降る音が聞こえてきそうです。
なんだってこんな寒い中、外に遊びに行くのかと自分でも可笑しいと思っていますが、冬キャンプの朝は、凛とした空気感が非日常感を感じさせてくれます。
大変お世話になりました。
近くの温泉
キャンプ場に定山渓を冠しているだけに、もちろん定山渓温泉がすぐ近くです。
定山渓温泉からキャンプ場に行く間には、豊平峡温泉も通ります。
北海道は温泉が豊富ですね。
ただ、今回は上記の温泉ではなく、少し札幌側に戻った小金湯温泉 松の湯に寄りました。
豊平川の上流部がお風呂の目の前に流れ、なかなか良い雰囲気の温泉です。
施設の中にはレストランもあり、畳敷きの休憩スペースでものんびり食事をとることができます。
わざわざ寒い中出かけて、火の有難さを再確認する。もう一度寒い中遊んだ後、今度は温泉に浸かって有り難さを再確認する。
本当にマッチポンプです。
北海道の冬キャンプもなかなか良いものですね。
お正月休みもどこかに行きたいものです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。